こんにちはタキオンです。
私が24.5歳くらいの頃だったと思う。
まだ派遣で色々な仕事を経験してた頃だ。。派遣時代は約7〜8年ほどあるが働いてはパチンコ、競馬、競艇とギャンブルばかりして遊び回ってた頃だ。
派遣始めて1、2年ほどだったと思うが、少しちゃんとした仕事をしようかなと思った時期もあった。
こういったことは、遊び人はたまに思うものだww
私はそんな時はすぐ行動に移す。
確か求人案内で募集があってたところに面接を受けるようにした。
理由は給料がいい。それだけだった。
勤務先は、
場所は千葉の浦安だったが私は働くのなんか実際どこでもいい精神だったので全く問題なかった。
博多駅の近くのビルで面接だったのを覚えている。
ビルは比較的キレイでしっかりしてたか、部屋はこじんまりとした感じだった。
愛嬌のいい面接官だった。
何を聞かれたかは全く覚えてないが、次の日には採用の連絡があり、1週間後には千葉に行くようになった。
業務内容は配管などに設置する強力な磁石を販売や、シロアリ対策の提案など。色々扱う。住宅リフォーム会社といったがいいのか、そんな感じだった。
あの頃の私は今よりも更に無知。無知の境地だww
ただ実際入社して直ぐに驚いた。
何も知らないからこそすぐ対応できたがww
まず、半端じゃなく上下関係が激しいのである。
どこの会社でもあるかとは思うが、先に入社した人が上だ。
ただこの会社が違うのは絶対に逆らえないような環境だった。
余りにも凄すぎる関係。
今、周りに話をしても信じて貰えないが、そこでのルールが凄すぎたし、今思えば若干笑える。
証人はいる。私の後輩だ。余りにも仲のいい後輩で私が簡単に仕事決まったと言ったら二日後にその後輩も決まっていたwwすぐ受けていたのだww
ただ残念なことに配属が違い、埼玉の方で働くようになっていたww
まず驚いたのは挨拶だ。
1人ずつ目の前に立ち、おはようございます。と物凄く大きい声でしなければならない。
それを下っ端の方から全員にだ。一人ずつ全員に行う。
声が小さいと罵声を浴びてた人、中には蹴られてた人もいた。
現代では考えられない光景だ。っていってもまだ20年くらい前だからそんなんでもないか。
私は体育会系あがり、注意は全くされなかった。
とりあえず、始めての仕事に出かける。
新人は4.5人いた。
入れ替えがとんでもなく早い会社。
私も挨拶の時に、何この会社と思ったが、わざわざ千葉まで来ている。
すぐに帰るわけには行かない。
現場は田舎の方の住宅街だ。
その当時は屋根が瓦の所が多かった。
新人は瓦の家に一軒一軒訪問し、挨拶周りをする。
その内容が、近くで工事をしてまして。少し音などが出るかもしれませんのでご迷惑をおかけするかもしれません。って伝えるのだ。
勿論、工事などしていない。
ただ営業手法として、キッカケ作り。ここはなんとなく理解したが、訪問先で話をしてて少しいい気持ちはしなかった。
その後、20分くらいしてまた行く。
今度は、訪問先で、さっき来た時にたまたま見たんですが、漆喰(瓦と瓦などをつなぐボンドみたいなもの)はげて来てますよ?雨漏りとか大丈夫ですか?などを伝えるのだ。
気になった方がいたら、せっかく近くで作業してますので、上司に見てもらいますね。と伝えるところまでが私達の仕事だった。
後の内容は全く分からない。
そこから、屋根上などの仕事につながるのだろう。
私は、営業経験があった為か、アポ取りの件数が良かったみたいだ。
すぐ上司達に気に入られて初日を終わった。
1週間くらいはこの内容と聞かされてた。
営業のやり方は好きではなかったが、商品自体はいい商品だと思っていた。
実際は分からない。あの時はそう説明されてたので信じてたのだ。単純だからだwww
2日目も普通にこなした。ただその日は事務作業をしないといけないらしい。
そこでのルールがまたビックリ。
基本的に私語は禁止。
何かをする時には。大きな声で言わないといけない。
ハサミ使いまーす。
言ったあとは全員で
どうぞ~。
これがルール。
嘘みたいだろー。本当何だぜ〜www
だから部屋の中は異様な空気。
水飲みまーす。
どうぞ~。
ダチョウ倶楽部の先駆けか?ww
そんなこんなんで1週間が過ぎた頃。
埼玉に言ってた後輩から電話が。
辞めたよと報告があった。だろうねと思った。
私の同期も私ともう一人くらいしかいなかった。
ただ私はアホなのだ。
商品はいい。それが頭にあった。
ただそれは突然おとずれた。
2週間くらいして、いつもとは違う業務をすることに。期待されてたみたいだ。
課長ともう一人の先輩と三人での業務だった。
内容は契約の取れたところへの商品の取り付けだった。
老夫婦の家だった。
その家の外に水道管がある。地面の中だ。
地面を掘り水道管があって、そこに赤錆などができないように凄く強力な磁石の入った商品を取り付けるとう内容だった。
意外に時間のかかる作業だった。休憩中に差し入れももらった。
いいことをしてるんだなーとその時は本当に思っていた。
作業も進み、あとは配管に新品の機械を取り付けて土を被せて終わるという時だ。
課長が老夫婦を呼んでここに新品の機会を見せて、これを、取り付けますねと丁寧に説明してた。
老夫婦も嬉しそうだった。
後は終わったあとに説明するので中で待ってていいですよと中に。
愕然としたのはその後だ。
中に入ったのを確認して手際よく、中古の機械を取り出したのだ。返品のあった物。尚且つ取り付けると言ったものより、かなり安くてボロい機械。
それを取り付けると、土を被せて作業終了。
私はその瞬間。詐欺やん。辞めると心の中で決心。
老夫婦は何度もありがとうございますと言っていた。
私は酷く心が痛かったのを覚えている。
帰りの車の中ですぐ伝えた。
今日帰ったら辞めると。
課長であろうが、先輩であろうが辞めるって決めたら関係ない。
強い口調で言ったので何も言われなかった。
喧嘩なるならなっても良かった。
私は強くはないが負けたこともない。
何せ負けたと思わないタイプだからだ。
むしろ猛烈に腹がたっていたから来るならこいと思っていたのだ。
会社について私はすぐ寮に帰り何も言わずに帰った。
一つだけ後悔がある。老夫婦に伝えられなかったことだ。
その場で言えばよかったなーと思ったのだ。
地理感が全く無く、そこがどこかも分からなかったので伝えることもできなかった。
あのやり方をしてる会社だ。流石に潰れているだろう??
もし仮に商品が良くても詐欺と一緒だ。
翌々考えたら今までで1番最悪な会社だったと思う。
私が仕事を適当に見つけて失敗した経験を伝えることで、仕事選びの重要性が少しでも伝わればと思い書かせてもらいました。
これから仕事を探してる方。
しっかりと会社を調べることが大切です。
入ってすぐ辞める。これほど時間の無駄なことはありません。
自分のやりたいことなのか?
続けれそうな仕事なのか?
勿論入らないとわからないこともありますが、調べれるだけ調べてからチャレンジして下さい。
こういった会社も実際にはあると言うことだけわかってもらえればと思います。
新しい挑戦を応援しています。
本日もご愛読ありがとうございます。