タキオン0622のブログ2

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死ぬかと思った

 

 

 

 

 

お題「これまで生きてきて「死ぬかと思った」瞬間はありますか?身体的なものでも精神的なものでも」

 

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19.20歳の頃。漁船に乗っていた。イカ釣り船だ。そんなに大きな船でもない。15トンくらいだ。

4月に長崎の港を出港し、12月までは帰らない。TVもねー。電波もねー。おらこんな船嫌だーといつも思ってた。

長崎をでて、鳥取、金沢、新潟、北海道とイカを追いかけていく仕事だ。イカよりも女のケツを追いかけたいそんな年頃だった。

 

私が乗ってる船は波があると喜ぶ船だ。頭がおかしい。他の船が休むから儲けるチャンスと思ってる。船員は地獄。

他の船が休みでみんなが飲んでるときにいつも海にいた。波があるとイカはあんまり釣れない。(たまに大漁)漁り火でイカを集めるための電球を何個も割って港に帰る。それが日常だったwww

 

 

 

あれは金沢だった。大きい台風がきているのは分かっていた。船頭の話では大丈夫。ギリギリなって走ればいい。かなり余裕。そんなときに限ってイカは釣れる。欲にまみれた船頭は港に帰ろうとしない。そうです。そうなんです。

もう間に合わないんですww

 

もう帰ることをあきらめた船頭は私達に指示をだす。船にはパラシュートというものがある。

パラシュートが潮の流れを掴んで船のバランスをとるのでパラシュートを海に流す。

その後ほとんど使わないイカリまで海に投げた。どんどん風が強くなり波が高くなる。4〜5メートル。高いときは6メートルくらいの波がドンドン打ちつけてくる。

船の先から何回も波が入ってきていた。船頭は波に向かってまっすぐカジをきる。船が横に向いたら転覆するからだ。私は8割諦めていた。船の後ろにある寝床(たたみ1畳)の部屋へ入った。

もう一人の船員に外に出ないとなんかあった時、助からないぞっと何度も言われた。

 

私は転覆したら助からないと分かっていたからそれを無視した。その後諦めて寝たw w w 目が覚めると台風は抜けていた。助かったのだ。波に向かって12時間舵をきっていたらしいww,よく頑張った。

自分がまいた種だから当たり前ではあるが。それが私の死にそうになった経験だ。他にもあるがなんとか生きている。

 

 

少しでも為になる情報やクスッと笑えるようなブログを意識して作りたいと思ってます。

今後とも宜しくお願い致します。

 

 

最後までご愛読ありがとうございます。