こんにちはタキオンです。
私は過去死ぬかもって思った体験は2度ほどあります。1度目はこちら↓
もう1つの体験を書きたいと思います。どちらも漁師時代ですね。
実際に私が漁師の時他の船でなくなった方もいますし、捜索も経験しました。そのことは書いたかな〜?覚えてないのでまた書くかもしれません(笑)
死ぬかもって思っても生き残っている
まさしく手のひらの
神秘十字線
のでおかげでしょう(笑)。
簡単に説明すると海難事故です!
あれは漁師2年目の夏。北海道でしたね。
その日は全く漁がなく、港に帰らずに沖にそのまま船を停泊してまた夜中に作業をするという日の事です。
私達の言い方では沖止めって言ってましたね。
帰らないでいいので結構寝れます。
漁師時代の部屋は畳1畳くらいで船の下の方に部屋があります。そこでほぼ生活するんです。
勿論何もありません。携帯も繋がりませんしあるのは本くらいでしたね。
19.20歳の私にとっては地獄の日々!休みの日にパチンコ行ってスナックに飲みに行く。これが楽しみでしたからね。
一人で初めて行く地域でも乗り込んで行ってましたのでその時にメンタルは強くなってたんでしょう。北海道では仲間の船もいたんですが、金沢や新潟では基本一人で動いてましたね。
飲み屋のお姉さんと仲良くなって同伴からスタートです(笑)。何歳かって話ですが。
話を戻しますね。
北海道の夏。全くイカが釣れずにその日は沖止めしてたんです。
私は進行方向向かって右側の部屋。
ベタ凪でしたね。波も全くなく熟睡にはもってこいでした。
疲れ果て爆睡してたんですがいきなり
ドーンっと。
体が浮き上がるくらいの衝撃!凄い音でしたね。
慌てて外に出てみると横から船が突っ込んで来てたんです。真ん中よりも前あたりの部分に、同じイカ釣り船でした。
すぐぶつかった所に行くと海水が凄い勢いで入ってきます。相手は居眠りでした。船の航海にはよくあるんです。
幸いにも相手の船は動ける状態。しかもぶつかった所が前側だったので船が沈む心配もなかったんです。すぐ相手の船と私達の船をロープで縛り港まで走らせて無事港へつきました。
もし1メートルズレてたら船は沈んでましたし、3〜4メートルもズレてたら間違いなく私は死んでました。なんせ寝床側だったからです。ぶつかった所みると跡形もなかったですからね。
波、潮、風で船の向きなんてすぐ変わります。本当に運が良かったんでしょう。
ただ私ぶつかったあと港に入る時には船頭に隠れて大きくガッツポーズをしてました。休みになるからです(笑)1ヶ月はかかるだろうと予想できました。
今となってはこれも経験として良かったなと思ってます。
最後までご愛読ありがとうございます。